取引できる銘柄の全体像(4カテゴリ)

プロップファームで取引できる銘柄は、大きく4つのカテゴリに整理できます。FXの通貨ペア・ゴールドなどの貴金属・株価指数・仮想通貨です。多くの会社はFXの通貨ペアを軸にしつつ、ゴールドや主要な株価指数まで扱っています。仮想通貨は、扱う会社と扱わない会社に分かれます。

まず押さえたいのは、どのカテゴリを扱うかは会社によって違うという点です。下の図のように、共通して扱われやすいものから会社差が出やすいものまで幅があります。自分が取引したい銘柄がどのカテゴリに入るかを意識しながら読み進めてください。

プロップファームで取引できる銘柄を示す図解:FX通貨ペア、ゴールド・株価指数、仮想通貨の3カテゴリと、対象は会社によって異なるため自分の主戦場が扱えるか先に確認、という要点

図のとおり、FXの通貨ペアは多くの会社で共通して扱われる土台です。ゴールドや株価指数もこれに続いて扱う会社が多く、仮想通貨になると対応が分かれます。だからこそ、自分の主戦場が扱えるかを先に確認することが会社選びの出発点になります。次章から、カテゴリごとに中身を見ていきましょう。

主要通貨ペア(メジャー・クロス・マイナー)

取引できる銘柄の中心は、やはりFXの通貨ペアです。多くのプロップファームがもっとも幅広く扱うカテゴリで、初めての1社でも困りにくい部分です。通貨ペアは性格によって、大きく3つに分けて考えると整理しやすくなります。

メジャー通貨ペア

米ドルを含む主要な組み合わせがメジャー通貨ペアです。EURUSD(ユーロ/米ドル)、USDJPY(米ドル/円)、GBPUSD(英ポンド/米ドル)などが代表例で、取引量が多く値動きも比較的安定しています。スプレッドが狭めに設定されやすく、初心者から上級者まで主戦場にしやすいのがメジャー通貨ペアです。ほぼすべての会社が扱っていると考えてよいでしょう。

クロス通貨ペア

米ドルを含まない組み合わせがクロス通貨ペアです。EURJPY(ユーロ/円)、GBPJPY(英ポンド/円)、EURGBP(ユーロ/英ポンド)などが該当します。GBPJPYのように値動きが大きいペアもあり、短時間で利益も損失も伸びやすいのが特徴です。多くの会社が扱いますが、扱う本数はメジャーより会社差が出ることがあります。

マイナー通貨ペア

新興国通貨などを含む組み合わせがマイナー通貨ペアです。USDTRY(米ドル/トルコリラ)やUSDZAR(米ドル/南アフリカランド)などが例で、スプレッドが広く値動きも不安定になりやすい傾向があります。扱う会社は限られ、扱っていても取引条件が通常と異なる場合があります。マイナー通貨ペアを主戦場にするなら、対象に入っているかを公式で確認しておきましょう。

ゴールド(XAUUSD)と貴金属

ゴールド(XAUUSD=金/米ドル)は、FXの通貨ペアと並んで人気の高い銘柄です。多くのプロップファームが扱っており、金相場を主戦場にするトレーダーにとっては欠かせないカテゴリです。ゴールドのほか、シルバー(XAGUSD)などの貴金属を扱う会社もあります。

ゴールドの魅力は、値動きの大きさです。1日のうちに大きく動くことがあり、短時間でも利益を狙いやすい反面、同じロットでも通貨ペアより損益の振れ幅が大きくなりがちです。プロップファームの評価にはドローダウン(資金の目減り)の制限があるのが一般的なので、ゴールドを扱うときはロットを抑えて臨むのが基本になります。

金取引そのものの特徴やコツはプロップファームでゴールド(金)取引をするときのポイントで詳しく解説しています。対応の有無やスプレッドは会社によって差があるため、金を主戦場にするなら公式の銘柄一覧とコスト条件を必ず確認してください。

株価指数(US30・NAS100など)

株価指数(インデックス)を扱うプロップファームも多くあります。株価指数は複数の株式の値動きをまとめた指標で、個別株より値動きの理由がつかみやすいと感じる人もいます。プロップファームでよく見かける主要な指数を挙げておきます。

指数(表記例)おおまかな中身
US30(ダウ)米国の代表的な30銘柄で構成される指数
NAS100(ナスダック100)米国のハイテク中心の100銘柄で構成される指数
US500(S&P500)米国の主要500銘柄で構成される指数
GER40(ドイツ株価指数)ドイツの主要銘柄で構成される欧州の代表指数
JP225(日経225)日本の代表的な225銘柄で構成される指数

表記は会社によって少しずつ違い、すべての会社がすべての指数を扱うわけではありません。US30やNAS100は扱う会社が多い一方、JP225など地域の指数は会社によって分かれることがあります。株価指数を主戦場にするなら、自分が見たい指数が対象に入っているかを公式で確認しましょう。指数を含む株式系の扱いは株式・個別株を扱うプロップファームもあわせてどうぞ。

仮想通貨(対応は会社によって差が大きい)

仮想通貨(暗号資産)は、取引できる銘柄の中でもっとも会社差が出るカテゴリです。ビットコイン(BTCUSD)やイーサリアム(ETHUSD)を扱う会社はありますが、FXや株価指数に比べると対応する会社と対応しない会社がはっきり分かれます。扱っていても銘柄数が限られることが少なくありません。

仮想通貨ならではの注意点もあります。ひとつは値動きの大きさで、ゴールド以上に振れ幅が出ることがあります。もうひとつは土日の扱いです。仮想通貨は本来24時間365日動く市場ですが、プロップファームでは週末の取扱いや証拠金の条件が平日と異なる場合があります。

仮想通貨を主戦場にしたい場合は、対応の有無に加えて、扱う銘柄・週末の条件・スプレッドまで公式で確認するのが確実です。仮想通貨に対応するプロップファームの選び方は仮想通貨を扱うプロップファームの選び方にまとめています。

取引できる銘柄で会社を選ぶときの見方

ここまでのカテゴリを踏まえて、取引できる銘柄から会社を選ぶときの見方を整理します。ポイントは、銘柄数の多さで比べるのではなく、自分の主戦場となる銘柄が扱えるかを起点にすることです。

1. 自分が取引したい銘柄が対象に入っているか

最初に確認すべきは、これに尽きます。ゴールドが主戦場なのにゴールドを扱わない会社、指数を狙いたいのに指数がない会社は、いくら評価料が安くても候補から外れます。自分がいつも取引する銘柄が対象一覧にあるかを、公式の銘柄リストで先に確認しましょう。

2. その銘柄のスプレッド・手数料

同じ銘柄でも、スプレッド(買値と売値の差)や手数料は会社によって違います。取引回数が多い手法ほど、このコストが成績に効いてきます。自分が使う銘柄のコストがどれくらいかを比べておくと、評価をクリアしやすくなります。コストの見方はプロップファームのスプレッド・手数料の見方で詳しく解説しています。

3. その銘柄の取引できる時間帯

株価指数や一部の銘柄は、取引できる時間帯が限られます。自分が取引する時間帯に、狙う銘柄が動いているかも確認しておきたいポイントです。使うプラットフォームによって銘柄の表記や気配値の見え方も違うため、プロップファームの取引プラットフォームもあわせて確認しておくと、実際の取引でとまどいにくくなります。

なお、FX・貴金属・指数・仮想通貨のほかに、原油や天然ガスといったコモディティ、会社によっては先物(フューチャーズ)を扱うプロップファームもあります。扱う商品の幅は会社ごとに違うので、自分の取引スタイルに合うかを軸に見比べるのが効率的です。

銘柄ごとの注意点(ボラ・取引時間・土日)

取引できるからといって、どの銘柄も同じ感覚で臨めるわけではありません。カテゴリごとに気をつけたい点を、あらためて整理しておきます。

銘柄カテゴリとくに気をつけたい点
FX通貨ペアメジャーは安定、クロスやマイナーは値動きとスプレッドが大きくなりやすい
ゴールド・貴金属値動きが大きく損益の振れ幅も大きい。ロットを抑えてドローダウン制限に備える
株価指数取引できる時間帯が限られる。市場が閉じるとスプレッドが広がることがある
仮想通貨振れ幅が大きく、土日の取扱いや証拠金の条件が平日と異なる場合がある

共通して言えるのは、値動きの大きい銘柄ほどロット管理が重要になるということです。プロップファームの評価にはドローダウンの制限があるのが一般的なので、ゴールドや仮想通貨のようにボラティリティ(値動きの大きさ)が高い銘柄では、通貨ペアより控えめのロットで臨むのが安全です。

取引できる銘柄に関するよくある質問

取引できる銘柄まわりで寄せられる疑問に、まとめてお答えします。

質問答えの要点
プロップファームではどんな銘柄が取引できますか?多くの会社はFXの通貨ペアを中心に、ゴールド(XAUUSD)などの貴金属、US30やNAS100といった株価指数を扱っています。仮想通貨は対応する会社としない会社に分かれます。取扱銘柄は会社ごとに異なり変更もされるため、申し込み前に各社の公式サイトでご確認ください。
プロップファームでゴールド(金)は取引できますか?ゴールド(XAUUSD)を扱う会社は多く、FXと並ぶ人気銘柄です。ただしゴールドは値動きが大きいため、同じロットでも通貨ペアより損益の振れ幅が大きくなりがちです。ドローダウン制限のある評価では、ロットを抑えて臨むのが基本です。対応の有無とスプレッドは公式で確認してください。
仮想通貨(ビットコインなど)を扱うプロップファームはありますか?仮想通貨を扱う会社はありますが、FXや指数に比べると対応は会社差が大きいのが実情です。扱っていても銘柄数が限られたり、週末の取扱いや証拠金の条件が通常と違ったりします。仮想通貨を主戦場にするなら、対応の有無と条件を事前に公式で確認しましょう。
株価指数(US30・NAS100)はどの会社でも取引できますか?主要な株価指数を扱う会社は多いですが、すべての会社がすべての指数を扱うわけではありません。US30やNAS100、US500、日本のJP225などは会社によって取扱いが分かれます。自分が見たい指数が対象に入っているか、公式の銘柄一覧で確認するのが確実です。
取引できる銘柄は会社選びでどのくらい重要ですか?自分の主戦場となる銘柄が扱えなければ、その会社は候補から外れます。まず「自分が取引したい銘柄が対象か」を確認し、そのうえでスプレッドや取引時間、ルールを比べるのが効率的です。銘柄数の多さより、自分が使う銘柄の条件を見るのがおすすめです。

自分の主戦場が扱えると分かったら、あとは条件を比べて1社を選ぶ段階です。会社ごとの違いはランキングと個社ページで確認できます。

まとめ:主戦場が扱えるかを最初に確認する

プロップファームで取引できる銘柄は、FXの通貨ペアを中心に、ゴールド・株価指数・仮想通貨の4カテゴリに整理できます。通貨ペアとゴールド、主要な株価指数は扱う会社が多く、仮想通貨は対応が会社によって分かれます。マイナー通貨ペアや地域の指数も、会社によって取扱いに差が出ます。

会社選びでは、銘柄数の多さより自分の主戦場が扱えるかを最初に確認するのが効率的です。そのうえで、使う銘柄のスプレッド・取引時間・週末の扱いを比べれば、評価をクリアしやすい会社が見えてきます。ゴールドや仮想通貨のようにボラティリティが高い銘柄では、ロットを抑えて臨むのが基本です。

なお、取扱銘柄・スプレッド・取引時間は会社ごとに異なり、追加や変更もされます。この記事は一般的な傾向をまとめたものです。正確な銘柄一覧と最新の条件は、申し込み前に必ず各社の公式サイトでご確認ください。

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